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【書と篆刻の講座 『楷書 ―― 書かれた字の”美しさ”を考える』】

東京】華雪による書と篆刻の講座|2020年前期_d0375316_23404825.jpg

漢字にはいくつかの書体があります。行書、草書、篆書、隷書、そして楷書。
楷書は、わたしたちが学校教育の初学期に習う書体であり、それゆえに身近な書体であるともいえます。

今期の書の講座では、楷書が確立された隋代より、漢字の標準書体として現代にまで長きにわたり引き継がれてきたさまざまな楷書の古典を倣います。
楷書の「楷」の字は”方式”や”手本”といった意味をあらわしています。また楷書は「真書」や「正書」とも呼ばれました。つまり楷書は〈標準〉であり、〈型〉でもあったわけですが、時代の変遷の中で、個性をまとうもの、古典に学ぼうとするもの、色とりどりの楷書が現れました。
毎回、ひとりの書き手を取り上げ、それぞれの楷書の書体を分析し、日常生活の中でも応用できる技術を学びながら、いま、わたしたちにとっての字のうつくしさがどういったものなのかを改めて考えてみたいと思います。

また篆刻の講座では、毎回、実用的な目的に合わせた印を制作します。
前期最後は、これまでつくった印を収めるためのケースと折本をつくります。


開催日[篆刻]11:00-13:30 [書]15:00-17:30
*各回定員7名

1月19日
2月16日
3月15日
4月5日
5月17日
6月21日

※単発での参加も可能です

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1月19日(日)

  ▼篆刻: 初春のことばを彫る

  ▼書 :楷書の確立|『蘇考慈墓誌銘』

2月16日(日) 

  ▼篆刻: 葉書のための小さな印

  ▼書:標準としての楷書|欧陽詢『般若波羅蜜多心経』


3月15日(日) 

  ▼篆刻:アルファベットの印

  ▼書:個性をまとう楷書①|褚遂良

4月5日(日) 

  ▼篆刻:ひらがなの印

  ▼書:個性をまとう楷書②|顔真卿

5月17日(日) 

  ▼篆刻: 蔵書印

  ▼書:古典を経た楷書①|趙孟頫(ちょうもうふ)

6月21日(日) 

  ▼篆刻:【特別講座】判子ケースと折本をつくる

  ▼書:古典を経た楷書②|文徴明

受講料 各回6,000円(材料費込)
※篆刻と書を通し受講の場合10,000円

問合せ・申込み kasetsu.ws〈at〉gmail.com(*〈at〉を@に変換ください)まで「氏名、電話番号、参加希望日・希望講座(篆刻・書)」をお送り下さい。ご連絡なく欠席の場合はキャンセル料を頂く事がございます。

会 場 和の器 韋駄天地下ギャラリー
〒110-0001台東区谷中5-2-24 tel.03-3828-1939
JR日暮里駅より徒歩5分/東京メトロ千代田線千駄木駅より徒歩9分
 

# by kasetsu_WS | 2020-01-07 02:06 | 【東京】書と篆刻の講座

水――ながれる

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水――ながれる_d0375316_00083551.jpg

それでも日々は進む。先へと進んでいく。(作品集『ながれる』本文より)

書「水」2019

(2019.11)
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華雪書展「ながれる」

11月9日(土)〜11日(月)
open 12:00 close 19:00

colonbooks

名古屋市東区代官町39-18
日本陶磁器センター2F

http://www.colonbooks.com/

・

作品集『ながれる』

書・文 華雪

水――ながれる_d0375316_00061724.jpg

水――ながれる_d0375316_00061651.jpg

水――ながれる_d0375316_00061681.jpg

水――ながれる_d0375316_00061602.jpg

水――ながれる_d0375316_00061606.jpg

size:B6正寸(182×128mm)
ページ:64頁
用紙:b7クリーム 四六判〈86〉Y
印刷:1c/1c
製本:並製本(無線綴じ)右綴じ(右開き)

2019年11月9日 発行

発行:華雪
装幀:湯浅哲也
印刷:コロンブックス

2,200円(本体価格)



# by kasetsu_WS | 2019-11-08 00:15 | それはかならずしも遠方とはかぎらない
【書と篆刻の講座 『楷書が楷書になるまで ―― 書体の”正しさ”とはなにか』

東京】華雪による書と篆刻の講座|2019年後期_d0375316_23404825.jpg

漢字にはいくつかの書体があります。行書、草書、篆書、隷書、そして楷書。
楷書は、わたしたちが学校教育の初学期に習う書体であり、それゆえに身近な書体であるともいえます。

しかし楷書が、漢字の書体の中でもっとも遅く(およそ三世紀)に兆し、初唐の七世紀ころに典型となるかたちが出来上がったことはあまり知られていないのではないでしょうか。

三世紀半ば、漢代に用いられた扁平な構成、独特の三角のはらいである「波磔」を特徴とする隷書の流れを受けながら、楷書は芽生えはじめました。北朝に入ると、鋭角的な線を強調する楷書が生まれます。同時期、南朝においては整い揃いあたたかみのある優雅さを持つ楷書へと、それƒぞれ展開していきました。

やがて隋唐代になると対極に位置するふたつの楷書の姿は融合し、構築的かつ当時のうつくしさの典型としての楷書が確立するのです。

以来、楷書は書の基礎として、また漢字の標準書体として現代にまで長きにわたり引き継がれてきました。

楷書の「楷」の字は”方式”や”手本”といった意味をあらわしています。また楷書は「真書」や「正書」とも呼ばれました。つまり楷書は〈標準〉であり、〈型〉でもあったわけです。

”正しさ”としての典型・楷書がどのようにその有り様を得たのか。今期の講座では、楷書が確立されるまでの変容を倣いながら、いま、わたしたちにとっての字のうつくしさがどういったものなのかを改めて問います。


書の講座では、毎回、楷書で書かれたさまざまな書の古典を倣います。同時に各時代の楷書の書体の構図を分析し、現代生活の中でも応用できる技術を学びます。

また篆刻の講座では、毎回、楷書体の篆刻をさまざまなテーマで制作することで、楷書体という書体の構図を立体的に探り、学びます。タイポグラフィに興味がある方にもおすすめの内容です。


開催日[篆刻]11:00-13:30 [書]15:00-17:30
*各回定員7名

7月21日・第3日曜日
8月18日・第3日曜日 |夏の課外授業(受講料通常とは別料金になります)
9月15日・第3日曜日
10月13日・第2日曜日
11月17日・第3日曜日
12月14日・第2土曜日|冬の課外授業(受講料通常とは別料金になります)
※単発での参加も可能です

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7月21日(日)

  ▼篆刻: 楷書体(白文)の印を彫る

  ▼書 :引き継がれる典型
        ――科挙制度と楷書|伝鐘紹京(しょうしょうけい)『霊飛経』

8月18日(日) 

 【夏の課外授業】 博物館見学|書道博物館『漢字のなりたち––古代文字の世界』

9月15日(日) 

  ▼篆刻:楷書体(朱文)の印を彫る

  ▼書:楷書における不安定と均衡|鐘よう『宣示表』

10月13日(日) 

  ▼篆刻:楷書体(白文)+文様の印を彫る

  ▼書 :楷書を学ぶということ|王羲之・光明皇后『楽毅論』

11月17日(日) 

  ▼篆刻:楷書体(朱文)+文様の印を彫る

  ▼書:標準としての楷書|欧陽詢『般若波羅蜜多心経』 

12月14日(土) 

 【冬の課外授業】 紙漉き体験


受講料 各回6,000円(材料費込)
※篆刻と書を通し受講の場合10,000円

問合せ・申込み kasetsu.ws〈at〉gmail.com(*〈at〉を@に変換ください)まで「氏名、電話番号、参加希望日・希望講座(篆刻・書)」をお送り下さい。ご連絡なく欠席の場合はキャンセル料を頂く事がございます。

会 場 和の器 韋駄天地下ギャラリー
〒110-0001台東区谷中5-2-24 tel.03-3828-1939
JR日暮里駅より徒歩5分/東京メトロ千代田線千駄木駅より徒歩9分

# by kasetsu_WS | 2019-07-05 23:42 | 【東京】書と篆刻の講座

兵庫・六甲 MONTO TABLEでの講座は二年目に入りました。

午前と午後、2つの教室の開催です。

午前は、実用にまつわる書。

午後は、漢字を軸に作品をつくります。


11:0013:30「実用の書」


15:0017:30「美しい字とはなにかーー様々な書体を書く」

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世の中には「お手本」が溢れています。

けれども、顔も身体のつくりも異なるわたしたちがみんな同じかたちの文字を同じ書きぶりで書こうとすることは、身体の構造から考えてみれば不自然なことにも思えます。


この講座では、まず参加者の方のふだん書いている文字、書き方を観察することからはじめ、基本的な文字の構造・書き方を歴史的な書法などを学びます。

その上で、改めてふだんの姿勢や筆圧や手の癖を確かめ、それぞれのひとに合った書きぶりや文字のかたちを探し、「お手本」に頼らず、自ら考え、文字を書きこなす姿勢を学びます。

講座は単発での参加も可能です。

また初心者、未経験者の方にも安心して参加いただける内容です。




【実用の書 11:00-13:30

【美しい字とはなにかーー様々な書体を書く 15:00-17:30


5月26日(日)
8月25日(日)
10月27日(日)
12月8日(日)


定員 6名(要予約)


受講料 6,000円(材料費、MONTO TABLE特製お茶・デザート付き)


持ち物 
筆記用具、古新聞(道具はこちらで用意しますが、使い慣れた筆のある方はお持ちください)


問合せ・申込み MONTO TABLE店頭またはお電話 078-855-8582 にてお願いします


会場 MONTO TABLE

   兵庫県神戸市灘区山田町2-1-1

   078-855-8582

   

MONTO TABLE www.montotable.com 



▼実用の書


現在、わたしたちは学校教育の中で、文字にはひとつの決まった形があるかのように教わります。ですが、文字の成り立ちを確かめると、その書き方は非常に多様であることがわかります。


講座では、そうした多様な書き方を見比べ、倣いながら、様々な視点を確かめ、自分の好みの文字の雰囲気を見つけてみようと思います。そこから自分の眼や自分の手にとってしっくりとなじむ文字の書き方を見つけ、字を「書きこなす」感覚を学びます。


5月26日(日)11:00-13:30


  ・名前を書くーー自分の名前


8月25日(日)11:00-13:30


 ・名前を書くー―身近な誰か・何かの名前


10月27日(日)11:00-13:30


 ・表書きを書くーー「御祝」など


12月8日(日)11:00-13:30


  ・吉語を書く――寿・福



▼美しい字とはなにか


【美しい】[形容詞]色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま

 *本来親しい間柄、特に親子・夫婦などの間のいたわりの愛情を表す。

  のちに小さいものへの愛情を主にいうようになり、

  さらに一般的に心や感覚に喜びを与えるもののようすを表わす。


習字の教科書の「お手本」で出会う書。

それをいったい誰が書いたものか、疑問に思ったことはありませんか?

あるいは「お手本」の多くがどうして同じような雰囲気なのかと不思議に思ったことはないでしょうか?


さらにいえば「お手本」は、ほんとうに美しいものなのでしょうか?


書の歴史を振り返ると、その「美しさ」は時代や社会状況によって移ろい続けてきました。

この講座では、3000年以上にわたる書の歴史の中で、ひとびとにとっての書の「美しさ」に対する感覚に、どのような変遷があったのかといったことを毎回紹介しながら、現代社会を生きるわたしたちにとって〈美しく感じられる字〉を見つけることを目指します。



5月26日(日)15:00-17:30


 ・少字数書ーー季節のことばを書く


8月25日(日)15:00-17:30


 ・ 篆書・隷書を書くーーハレの書体・ケの書体


10月27日(日)15:00-17:30


 ・名前の印を彫る【篆刻】


12月8日(日)15:00-17:30

 

 ・美しい字とはなにか――作品制作


# by kasetsu_WS | 2019-05-19 01:08 | 【兵庫】実用の書

不二

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華雪書展『不二』

【ふに】ふたつに見えて、実はひとつであること

2019年4月13日 (土) - 5月6日(月・祝)
平日12:00-23:00|日祝-22:00
木曜日定休

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「不二」は「ふに」と読み、「ふたつに見えて、実はひとつであること」を意味する。

「二」の漢字のなりたちは、算木を象る。その算木の元来の用途は、ふるくは古代中国で用いられた占い――易で使用するためのものだったともいわれる。

「二」の字を書くには、まず「一」を書く。ただ、それに続く手の動きは、最初の「一」に連なる「一」を書くのか、あるいはもうひとつ別の「一」を書くのか、いずれかに分かれる。
 ふたつの「一」をひとまとまりの動きで書く時と、ひとつずつ別々の「一」をふたつ書く時――実際に「二」の字をそれぞれの書き様で書いてみると、書き手の心持ちは大きく異なる。

(2019.04.13)
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▼公開制作
20019年4月14日(日)19:30-(19:00開場)
入場料 1,000円
予約不要

古本遊戯 流浪堂
東京都目黒区鷹番3-6-9
03-3792-3082

# by kasetsu_WS | 2019-03-31 20:49 | それはかならずしも遠方とはかぎらない