兵庫・六甲 MONTO TABLEでの講座は二年目に入りました。
午前と午後、2つの教室の開催です。
午前は、実用にまつわる書。
午後は、漢字を軸に作品をつくります。
■11:00~13:30「実用の書」
■15:00~17:30「美しい字とはなにかーー様々な書体を書く」
世の中には「お手本」が溢れています。
けれども、顔も身体のつくりも異なるわたしたちがみんな同じかたちの文字を同じ書きぶりで書こうとすることは、身体の構造から考えてみれば不自然なことにも思えます。
この講座では、まず参加者の方のふだん書いている文字、書き方を観察することからはじめ、基本的な文字の構造・書き方を歴史的な書法などを学びます。
その上で、改めてふだんの姿勢や筆圧や手の癖を確かめ、それぞれのひとに合った書きぶりや文字のかたちを探し、「お手本」に頼らず、自ら考え、文字を書きこなす姿勢を学びます。
講座は単発での参加も可能です。
また初心者、未経験者の方にも安心して参加いただける内容です。
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【実用の書 11:00-13:30 】
【美しい字とはなにかーー様々な書体を書く 15:00-17:30 】
定員 6名(要予約)
受講料 6,000円(材料費、MONTO TABLE特製お茶・デザート付き)
持ち物 筆記用具、古新聞(道具はこちらで用意しますが、使い慣れた筆のある方はお持ちください)
問合せ・申込み MONTO TABLE店頭またはお電話 078-855-8582 にてお願いします
会場 MONTO TABLE
兵庫県神戸市灘区山田町2-1-1
078-855-8582
MONTO TABLE www.montotable.com
現在、わたしたちは学校教育の中で、文字にはひとつの決まった形があるかのように教わります。ですが、文字の成り立ちを確かめると、その書き方は非常に多様であることがわかります。
講座では、そうした多様な書き方を見比べ、倣いながら、様々な視点を確かめ、自分の好みの文字の雰囲気を見つけてみようと思います。そこから自分の眼や自分の手にとってしっくりとなじむ文字の書き方を見つけ、字を「書きこなす」感覚を学びます。
5月26日(日)11:00-13:30
・名前を書くーー自分の名前
8月25日(日)11:00-13:30
・名前を書くー―身近な誰か・何かの名前
10月27日(日)11:00-13:30
・表書きを書くーー「御祝」など
12月8日(日)11:00-13:30
・吉語を書く――寿・福
▼美しい字とはなにか
【美しい】[形容詞]色・形・音などの調和がとれていて快く感じられるさま
*本来親しい間柄、特に親子・夫婦などの間のいたわりの愛情を表す。
のちに小さいものへの愛情を主にいうようになり、
さらに一般的に心や感覚に喜びを与えるもののようすを表わす。
習字の教科書の「お手本」で出会う書。
それをいったい誰が書いたものか、疑問に思ったことはありませんか?
あるいは「お手本」の多くがどうして同じような雰囲気なのかと不思議に思ったことはないでしょうか?
さらにいえば「お手本」は、ほんとうに美しいものなのでしょうか?
書の歴史を振り返ると、その「美しさ」は時代や社会状況によって移ろい続けてきました。
この講座では、3000年以上にわたる書の歴史の中で、ひとびとにとっての書の「美しさ」に対する感覚に、どのような変遷があったのかといったことを毎回紹介しながら、現代社会を生きるわたしたちにとって〈美しく感じられる字〉を見つけることを目指します。
5月26日(日)15:00-17:30
・少字数書ーー季節のことばを書く
8月25日(日)15:00-17:30
・ 篆書・隷書を書くーーハレの書体・ケの書体
10月27日(日)15:00-17:30
・名前の印を彫る【篆刻】
12月8日(日)15:00-17:30
・美しい字とはなにか――作品制作
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